こんにちは、スマイル情報局です。(^.^)
世界陸上オレゴンが盛り上がっていますね。
サニブラウン・ハキーム選手が男子100m決勝で7位になりました。
私が子どもの頃は、アメリカのカール・ルイスが全盛期で
日本の選手が陸上100mのファイナリストになるなんて夢のまた夢でした。
まさに歴史を作りましたね。
さて、そんな日本選手の目覚ましい活躍が注目されますが
一般人の素朴な疑問
メダルを獲ったらお金は貰えるの?
ということについて見ていきたいと思います。
現実的な話、夢を追う人にとって
お金はとても大切ですよね。
今回は、「世界陸上」と「オリンピック」に絞り
世界陸上のメダル獲得時の報奨金
オリンピック・パラリンピックのメダル獲得時の報奨金
国別のオリンピック・パラリンピックの報奨金
報奨金に税金はかかるのか
などの内容でお伝えしていこうと思います。
それではさっそく見ていきましょう。
世界陸上のメダルと世界新記録樹立の報奨金
7月14日に公表された共同通信の記事によると
「World Athletics(ワールドアスレティックス)」(世界陸連)
から、以下の金額が授与されるそうです。
世界新記録樹立:10万ドル(約1380万円)
【個人種目】
金メダル:7万ドル(約966万円)
銀メダル:3万5千ドル(約483万円)
銅メダル:2万2千ドル(約304万)
【リレー種目】※チームごと
金メダル:8万ドル(約1104万円)
銀メダル:4万ドル(約552万円)
銅メダル:2万ドル(約276万円)
※1ドル=138円で計算しています。
リレーは「チームごと」なので
この金額をチームの人数で割ることになりますね。
この金額、いかがでしょう?
当然、簡単なことではありませんが
例えば、男子100m競技は10秒くらいで決着しますので
金メダルを獲れば、1秒で100万円程度稼いだことになります。
そう考えるとやはり夢があります。
「秒速100万円稼ぐ」なんてフレーズ
どこかの怪しいセミナーのようですね。
当然ですが、選手たちは「お金のためにやっているのではない」
という方がほとんどだと思います。
(世界では貧しい地域出身の選手が家族を養うためにスポーツで稼いでいる現実もあります)
金メダルで高額な報奨金を得られたとしても
自分の遠征費や引退した後の生活などを考えると
贅沢などはしていられないのが現実だと思います。
知名度が上がると広告などの収入も増えていくのでしょう。
ちなみにですが、あのウサイン・ボルト選手は
広告収入などすべて合わせると年収20億円とも言われています。
オリンピックのメダルの報奨金
前項では「世界陸上」の話でしたが
オリンピック・パラリンピックではどうなのか?
見ていきたいと思います。
【オリンピック】
金メダル:500万円
銀メダル:200万円
銅メダル:100万円
【パラリンピック】
金メダル:300万円
銀メダル:200万円
銅メダル:100万円
こちらはJOC(日本オリンピック委員会)からの支給になります。
(パラリンピックはJPSA)
個人的にはもっと高いイメージでした。
パラリンピックの金メダル額がオリンピックより低いですね。
連盟の予算だったり、スポンサーの都合だったりが
関係していると思われます。
オリンピック・パラリンピックの報奨金は
各国のオリンピック委員会に委ねられているようです。
日本以外の国はどうなのでしょうか?
2月17日の『日テレNEWS』の記事によると
【1位】シンガポール
金メダル:8,480万円
銀メダル:4,240万円
銅メダル:2,120万円
【2位】カザフスタン
金メダル:2,880万円
銀メダル:1,730万円
銅メダル:860万円
【3位】マレーシア
金メダル:2,710万円
銀メダル:820万円
銅メダル:280万円
とりあえず3位までご紹介しました。
1位のシンガポールは破格ですね。
ちなみにアメリカは
金メダル:430万円
銀メダル:260万円
銅メダル:170万円
日本と同じくらいの額ですね。
報奨金には税金がかかる?
現在、オリンピックの報奨金に関しては
税金はかからない
ということになっています。
以前は課税の対象でしたが
1992年に行われたバルセロナオリンピックで
金メダルを獲得した当時中学2年生の岩崎恭子選手に対し
支給された報奨金が課税され、日本国内で物議を醸しました。
その後の税制改正で
JOCからオリンピックメダリストに支給される金品を非課税とする
旨の規定が設けられました。
自分の人生をかけて、恐怖を乗り越えて
やっと掴んだメダルの報奨金に税金をかけられるって
確かにどうなんだろう?と思ってしまいますよね。
世界陸上やオリンピックの報奨金まとめ
- 世界陸上は世界新記録樹立で10万ドル(約1380万円)
- 世界陸上は、金メダル:7万ドル(約966万円)銀メダル:3万5千ドル(約483万円)銅メダル:2万2千ドル(約304万)
- オリンピックは、金メダル:500万円、銀メダル:200万円、銅メダル:100万円
- パラリンピックは、金メダル:300万円、銀メダル:200万円、銅メダル:100万円
- オリンピック・パラリンピックはJOC,JPSAが支給
- シンガポールのオリンピック報奨金は、金メダル:8,480万円
- アメリカのオリンピック報奨金は、金メダル:430万円
- バルセロナオリンピック以降、メダルの報奨金に税金はかからない
いかがでしたでしょうか。
「世界陸上」と「オリンピック・パラリンピック」で比べてみました。
競技によっては、日本代表レベルであっても
遠征費を自分で捻出しなければならないという現実があります。
将来ある子供の教育費、国を背負って戦うスポーツ選手
そういった部分に私たちの納める税金が使われる国であって欲しい
と心から願います。
海外では、メダルの報奨金や広告収入などで
自分の生まれた国や地域のために使う選手もたくさんいます。
子ども達が夢を持ってスポーツに打ち込める環境が
日本でももっと整ってくればいいなと思います。
今回は「メダルの報奨金」についてお伝えしました。
お読みいただきありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。
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